仕事名 | プロ野球選手 | ||
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人気 | 収入 | ||
敷居低さ | 将来性 | ||
仕事内容 | プロ野球球団に所属して試合に出る仕事 | ||
なり方 | ドラフトで指名される。入団テストに合格する | ||
働き方 | フリー | ||
収入 | 2014年の平均年棒は3,678万円(支配下登録選手) | ||
向く人 | 野球が得意な人、勝負強い人 | ||
評判 | 0件(口コミ投稿) | ||
仕事探し |
プロ野球選手の仕事内容
プロ野球球団に所属して試合に出場して報酬を得る仕事をしているのがプロ野球選手です。
プロ野球には1軍と2軍があり、各球団70名まで選手登録することができます。12球団あるので、プロ野球選手の総数は840人です。(育成選手を合わせるともっと多くなります)
野球人口は800万人以上いると言われており、その中でもほんの一握りしかプロ野球選手になることが出来ません。
プロ野球選手になるには
プロ野球選手になる方法は2つあります。
ドラフトで指名される
まず一つ目は、毎年10月に行われるドラフト会議で指名されてプロ野球選手になる方法です。
各球団にはスカウトがおり、有望な新人を発掘する為に全国各地の高校野球や社会人野球の試合をバックネット裏で偵察しています。
スカウトの目に止まるには、打者であれば「ボールを遠くに飛ばせる」「バットコントロールが良い」「足が速い」「ボールさばきが上手い」「体格が良い」など、投手であれば「球速が早い」「変化球のキレが良い」「球種が多い」「スタミナがある」などを総合的に見てドラフトにかけるか判断します。
特に、アマチュア投手のレベルは年々向上しており、一昔前までは140キロ台を出していればそれだけで注目されていましたが、今では140キロ後半の球を投げる高校球児も続出しているので、ただ球が速いだけではスカウトの目には止まりません。
ドラフトでは各球団で多くても8~10名ぐらいしか指名しないので、その中に入るのはかなりの狭き門です。
入団テストを受ける
ドラフトで漏れた選手は、各球団が実施している入団テストを受けて合格することでプロ野球選手になることができます。
テスト内容は各球団によって異なりますが、一次試験と二次試験があり、一次試験では50m走や遠投などの基礎体力を判定し、合格者のみが二次試験で試合形式で実力を測ります。
テスト生同士で試合をしますが、各球団で戦力外になったプロ野球選手がゴロゴロいるので、高校生や社会人が入団テストを受けて合格することはかなり難しいです。
入団テストでは一人も合格者が出ないこともあるので、プロ野球選手になったことがない高校生や社会人はドラフトで指名されてプロ野球選手になる方が王道です。
プロ野球選手の給料
プロ野球選手の給料は「年俸制」になります。
ペナントレースのシーズンが終了すると、選手は次のシーズンに向けての契約更新を行い、その年の成績に応じて年棒が決定されます。
前年に比べて成績がアップすれば年俸はアップするし、活躍しなければ年棒はダウンしますが、実際には全然活躍していないのに何故か年俸がアップする選手もチラホラいるので、成績の他にも、人気や将来性なども考慮されているみたいですね。
ちなみに、2014年のプロ野球選手の平均年俸は3,678万円です。中央値(一番多い年俸)でいえば1,500万円になります。
支配下選手全366名の中でおよそ17%(64人)が1億円以上稼いでいるので、収入面でも夢のある仕事と言えます。
新人選手の年俸
ドラフトで指名された新人選手は、契約金は1億円+出来高5,000万円、年俸は1,500万円の上限の範囲で決定されます。
現在では、基本的にドラフト1位で指名されれば契約金、年俸共に上限で契約されます。
18歳で年収1,500万円って凄いですね・・・
最低年俸
プロ野球選手には立場によって最低年俸が設定されています。
- 1軍選手:1,500万円
- 支配下選手:440万円
- 育成選手:240万円
契約時に支配下選手や育成選手であっても、そこから1軍登録されれば、1軍に登録している日数に応じて最大1,500万円までアップします。
プロ野球の球団一覧
セリーグ
- 読売ジャイアンツ
- 阪神タイガース
- 中日ドラゴンズ
- 横浜DeNAベイスターズ
- 広島東洋カープ
- 東京ヤクルトスワローズ
パリーグ
- 福岡ソフトバンクホークス
- 北海道日本ハムファイターズ
- 埼玉西武ライオンズ
- オリックス・バファローズ
- 千葉ロッテマリーンズ
- 東北楽天ゴールデンイーグルス
プロ野球選手のQ&A
引退したら仕事はどうするの?
サラリーマンであれば会社が倒産したりリストラに遭わなければ定年まで働くことができますが、スポーツ選手はそうはいきません。
プロ野球選手はいっぱい給料を貰って華やかな場所ですが、その選手生命は短く、活躍しなければ1年で解雇になることもあるし、活躍したとしても入団してから10~15年ぐらいで引退します。
40歳を超えるプロ野球選手はほんの一握りなので、プロ野球選手として活躍する期間より、引退した後の方が長い人生になるので、セカンドキャリアについて考えなければいけません。
引退した後は、人気の選手であれば芸能活動やテレビ解説者として活躍することも可能ですが、そんな人はほんの一握りで、その他の元プロ野球選手はサラリーマンとして就職したり、地元の野球教室やスクールで講師をしたりなどしています。
プロ野球引退者を対象にした転職サイト(イーキャリアNEXTFIELD)も新しくできたので、プロ野球選手の第二の人生をサポートする体制は整いつつあります。