仕事名 | サッカー審判員 | ||
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人気 | 収入 | ||
敷居低さ | 将来性 | ||
仕事内容 | サッカーの審判を行う仕事 | ||
なり方 | 日本サッカー協会が実施している資格を取得する | ||
働き方 | フリー | ||
収入 | J1の主審で約12万円、J2の主審だと約6万円 | ||
向く人 | サッカー愛のある人、体力のある人 | ||
評判 | 0件(口コミ投稿) | ||
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サッカー審判員の仕事内容
どんなスポーツにもルールがあり、サッカーの世界でも厳しいルールが設けられています。
試合中に選手の不正(ファール)が無いように目を配り、試合を円滑に進める為の役割の担うのがサッカー審判員の仕事です。
審判員には「主審」と「副審」が存在します。
サッカー審判員の仕事は基本的に試合中がメインになりますが、試合が始まる前に選手のユニフォームやスパイクの状態をチェックするのも審判員の仕事です。
主審であれば、入場時に整列したり、試合直前のコイントスや試合開始・終了時のホイッスルを吹いたりなど、何かとしなければいけないことは多いです。見ている側からしてみれば、選手にばかり目がいくので、審判が何をしているのかなんて気にならないですよね・・・
公式戦での審判員の構成と役割
公式戦では、主審1人・副審2人・第4の審判員1人の4人構成でゲームを審判します。
審判の中心になるのが主審で、選手が試合をするピッチの中に入って走り回り、選手に違反行為があれば即座に笛を吹いて判定を行い、選手が円滑にプレイできる様に主導権を握り進めていきます。
副審は主審のアシスタントをする役目を担っており、フラッグを持って主にライン際のプレーを判断します。オフサイドの判定も基本的に副審が行います。
試合中に、主審や副審が体調不良などで職務を続行することが出来なくなった場合は、第4の審判が代行することになります。ワールドカップなどの大きな大会では非常事態に備えて第5の審判員を用意することもあります。
サッカー審判員になるには
サッカー審判員になるには、日本サッカー協会が実施している資格を取得しなければ業務を行うことが出来ません。
審判員には、グレードによって「4級」「3級」「2級」「女子1級」「1級」の4つの区分に分類されています。
4級審判員
資格
12歳以上であれば誰でも受験可能で、各都道府県が実施している講義を受講することで資格を取得することができます。
出来る範囲
各都道府県のサッカー協会に参加している団体などが主催している試合の副審を務めることができます。
実績を積んでサッカー協会の審判委員に求められればサッカー協会が主催している試合で副審務めることも可能です。
資格所持者数
- 一般:139,319名
- U-18:50,305名
- U-15:24,199名
3級審判員
資格
4級審判員の資格を取得して一定の経験を積んだ15歳以上であれば受験可能で、各都道府県が実施している講義を受講して試験に合格することで資格を取得することができます。
出来る範囲
各都道府県のサッカー協会が主催する試合で主審を務めることができます。
資格所持者数
- 一般:32,865名
- U-18:554名
- U-15:34名
2級審判員
資格
3級審判員の資格を取得して2年以上の経験を積んだ後に、サッカー協会からの推薦がもらうことが出来れば受験資格を得ることが出来ます。
各地域のサッカー協会が主催している講義を受講して試験に合格することで資格を取得することができます。
出来る範囲
地域のサッカー協会が主催している試合の主審や、日本サッカー協会が主催するJリーグなどの副審を務めることができます。
資格所持者数
- 3,400名
女子1級審判員
資格
2級審判員の資格を取得して2年以上の経験を積んだ39歳以下の女性で、各地域のサッカー協会から推薦をもらうことが出来れば受験資格を得ることができます。
各地域のサッカー協会が主催している講義を受講して試験に合格することで資格を取得することができます。
出来る範囲
JFAが主催している女子サッカーの主審を務めることができます。
資格所持者数
41名
1級審判員
資格
2級審判員の資格を取得して2年以上の経験を積んだ34歳以下の人で、各地域のサッカー協会から推薦をもらうことが出来れば受験資格を得ることができます。
各地域のサッカー協会が主催している講義を受講して試験に合格することで資格を取得することができます。
出来る範囲
日本サッカー協会が主催しているJリーグなどの主審を務めることが出来ます。
ちなみに、1級審判員の中でも優秀な功績を残すことで「プロフェッショナルレフリー」として、ワールドカップなどの国際試合を務めることも可能です。
プロフェッショナルレフリーがサッカー審判員の最高峰になります。
資格所持者数
- 185名
※2015年4月1日時点の情報
サッカー審判員の給料
サッカーに限ったことではありませんが、審判員の待遇はそれほど良くありません。
2級審判以下だと、お小遣い程度の報酬しかありませんので、審判員で生計を立てるのはほぼ無理です。
1級審判員になってJリーグの試合を担当することが出来れば、1級審判員でJ1の主審を務めたとしても12万円程、J2の主審だと6万円ほどの収入になるので、コンスタントにJリーグの審判員を任せられれば生計を立てることは可能です。
ただ、Jリーグの試合の審判ができる審判員は1級審判員185名の中でも一握りなので、現実には多くの審判員が他の正業を持っています。
収入面を考えて審判員を目指すことはあまりお勧めできません。
サッカー審判員のQ&A
試験って難しい?
3級と4級に関しては受験資格を得ることが出来れば簡単に取得することが出来ますが、2級からはサッカー協会の推薦を貰わなければいけないので、ただ勉強すれば取得できるほど甘くはありません。
特に1級は日本サッカー協会の管轄になるので、2級所持者の中でも5%程しか取得することができません。
資格のことをもっと知りたい
JFAのHPで確認してください。