仕事名 | 農業 | ||
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人気 | 収入 | ||
敷居低さ | 将来性 | ||
仕事内容 | 作物を育てて出荷する仕事 | ||
なり方 | 農家で働く、農業法人に就職する | ||
働き方 | 個人事業、アルバイト、正社員 | ||
収入 | 専業農家の平均年収は250万円程 | ||
向く人 | 都会の生活に飽き飽きした人、自然が好きな人、コツコツした仕事が好きな人 | ||
評判 | 1件(口コミ投稿) | ||
仕事探し |
農業の仕事内容
農業の中には、稲作を中心に、施設野菜、有機野菜、果樹、養豚、畑作、酪農、養鶏肉用牛、工芸作物 、観光農業など様々な物があるので、それぞれで仕事内容や働き方、繁忙期などが異なりますが、ここでは稲作(米作り)を例に挙げてみます。
土作り
田んぼに肥料を加えて、耕します。小さな農地でない限り、基本的にはトラクターを利用して耕します。
手を抜きがな土地作りですが、土地作りは稲作の土台になるので、非常に重要な仕事です。
種まき
土作りが終われば次は田植えです。
田植機を使って一気に種をまいていきます。
手入れ
水の入れ替えや害虫や雑草を除去したりなどの手入れを行います。
一番面倒な作業ですが、良質の稲作を育てるには欠かせない仕事です。
収穫
稲作が育つと稲を刈って収穫します。
収穫が農業の仕事で一番やりがいを感じる瞬間です。
出荷
収穫した稲作を乾燥して脱穀して袋に詰めて出荷します。
独立して自営業として事業をするのであれば、農地法についての勉強もしなければいけないし、出荷先を確保するための営業活動も自分でしなければいけません。
農業の仕事をするには
こちらの図は、新規就農相談センターが作成した農業を始めたい方にむけたフロー図なので参考にして下さい。
農業の仕事をするには大きく分けて、親や親戚などが農家でその仕事を継ぐ農家出身者と、農家で手伝いをしながら働く方法、自分で独立して農業を始める方法と、農業法人に就職して労働者として仕事をする方法の4つの働き方があります。
農業出身者
農業出身者とは、親や親戚などが農家でその後を継いだり一緒に働く人のことで、農業で働く場合の最もベーシックな働き方になります。
農地を確保したり、機械や施設などに初期投資をする必要が無いので、やる気さえあれば比較的スムーズに働くことができます。
少子高齢化や若者の田舎離れが加速していく背景もあり、農業出身者の数は年々減少しており、農業の人手不足が深刻化しています。
農家で働く
知り合いや近所の農家でアルバイトとして働く方法もあります。
雇用契約を結ぶことはあまり無いので、労働基準法の概念がありませんので、ほぼ無給で働かされることもあるので、仕事としてあまりお勧めすることはできません。
ボランティア同然でも良いから、知識やノウハウを積んで独立する為に農家で働くのあればアリだと思います。
自営業として農業を始める
自分で農地を購入、借りたりして自営業として独立する働き方です。
独立と言っても、農業初心者がいきなり事業として展開することは難しいので、現実的にはまず種まきから収穫・出荷までの一連の流れの基本を習得するところから始めましょう。
農業系の専門学校や、農業法人のインターシップで農業の体験をするなどしてスキルを身に付けましょう。
農業を始めるのは当然ながら資金が必要になり、開業資金は勿論、最低1年間の運転資金や生活費も蓄えておくことが必要です。
農業法人に就職する
これまでは、農業出身者でない人が納涼の営むには、知り合いの農家に頼んで働かせてもらうか、自分で独立して農業を始めるしか方法はありませんでしたが、近年では農業従事者の減少に伴ったこともあり、会社として農業を営んでいる農業法人に就職して働くことも出来るようになりました。
農家の様に、個人事業者に雇われるのではなく、法人に雇われることになるので、安定した収入を得ることができ、待遇面でも優遇されやすいです。
農業の仕事の探し方
実家が農家であれば、仕事を探す必要はありませんが、農業法人などに就職する場合は自分で就職先を探さなければいけません。
基本的には、農業高校などに就職して就職先を斡旋してもらうのが一般的ですが、現在ではハローワークでも多くの求人が掲載されているので確認して下さい。
また、「第一次産業ネット」「新規就農相談センター」や「農家のおしごとナビ」では農業を専門にした求人を掲載しているので、気になる人は参考にして下さい。
農業従事者の人手不足が深刻化しているので、仕事は見つけやすいと思います。
農業の給料
ブランドを持っている農家であれば、年収1,000万円以上稼ぐことも可能ですが、農業従事者の平均年収は200~300万程度と言われているので、サラリーマンに比べると収入は低いです。
出来高になるので、豊作で多くの利益が取れれば収入は高くなるし、災害によって作物の収穫が少なくれば収入は低くなるので、ある意味、ギャンブル的な仕事と言えます。
安定した収入を得ようと思えば、農業法人に就職した方が良いですが、農業法人に正社員として入社した場合の初任給は、14万~18万ぐらいになるので、他の職種に比べると決して高収入の仕事ではありません。
どれぐらい給料が貰えるのか気になる方は、農業法人の求人を掲載している「新規就農相談センター」のHPで求人内容を確認して下さい。
農業のQ&A
農業で生計を立てるのは本当に可能なの?
農業の仕事は、漁師と同じく天候や周りの環境によって収入が大きく変わるので、台風などの災害で甚大な被害が出ると儲けるどころか赤字になる可能性だって考えられるので、ある意味ギャンブル的な仕事と言え、サラリーマンに比べると安定した収入を得ることは難しいです。
ですので、農業出身者で無い人で農業をして安定した収入を得たいのであれば、自分で独立して農業を始めるよりも農業法人に就職して働く方が給料として毎月安定した収入を得ることができるのでお勧めします。
正社員として働くことは可能?
農業法人に就職することが出来れば正社員として働くことも可能です。
仕事の口コミを掲載!
我が家は農業です。自営といえども夫に雇われているようなもので、自分で勝手にお金を使う事は難しいです。給料なんていうものはなく、ほとんどは生活費と機械や農家の運営費に飛んで行きます。自営業と同じで運がよければ儲かるし、お天気などの災害などで自分の努力とは関係なく大赤字になったりするのは、しばしばあることで。
定期的な決まったお金が入るという訳でなく、今年の見通しというのも分からずいつも冒険のような生活をしているので、精神的に不安定になってしまいます。肉体労働も大変ですし、精神的なストレスもあって、会社員が羨ましいです。