養蜂家の仕事 – ミツバチを育てて蜂蜜を収穫する

自然・環境系の仕事
仕事名養蜂家(ようほうか)
人気収入
敷居低さ将来性
仕事内容ミツバチを飼育してハチミツを収穫する仕事
なり方養蜂業者に就職する
働き方正社員、独立、アルバイト
収入年収100~300万円程
向く人体力のある人
評判0件(口コミ投稿
仕事探し
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養蜂家の仕事内容

養蜂家とは、ミツバチを飼育してハチミツを収穫することを仕事としています。

養蜂家の仕事は1年を通じて行われ、女王バチの産卵が始まる初春からスタートになります。

ハチミツを採取する「巣箱」の中には、女王バチが巣板を作り、その中でミツバチの卵を産み付けて育てます。春先になると巣箱の中にはミツバチが集めた蜜が貯められているので、ハチミツが成熟するのを待って採蜜していきます。

採蜜の手順としては、まず新聞紙などの紙を燻煙器に入れて燃やして煙を発生させミツバチの行動を抑えます。次に巣箱から巣枠を取り出して遠心分離器に入れて、回転させながらハチミツを抽出します。

春から夏にかけてが採蜜のピークになるので、この時期が一番忙しくなります。

秋になると、温度が下がりそれと共にミツバチの数も減少していくので、巣板の数を減らしていきます。冬になると食料(花粉や蜜)を採取することが出来ないので、冬を迎えるだけの食料を巣の中に蓄えておきます。

冬になるとハチミツを採取することが出来ないので、巣箱のメンテナンスや出荷作業などをしながら来年の春を待ちます。

養蜂家になるには

養蜂家になる為の資格や経験は特に必要ありません。

玉川大学」などの農学部のある大学で養蜂学について学んでから就職するのも一つの手ですが、技術職になるので高校を卒業してからすぐに就職して手に職を付けた方が近道だと思います。

養蜂家の仕事の探し方

ハチミツを生産している業者に就職するのが一般的になります。

こういった仕事はリクナビなどの求人サイトに求人を載せていることはあまり無いので、ハローワークから情報を入手するか、「一般社団法人 日本養蜂協会」のHP内に記載されている各地域の養蜂協会に問い合わせて養蜂業者を紹介してもらって求人を探してみましょう。

ただ、近年では蜜源となる植物が減少していることから、国内で生産されるハチミツの量も減少しており、それに伴い養蜂家の数も飽和状態になりつつあるので、養蜂家としてだけで生活するのは厳しい状況にあると言えます。

ちなみに日本で流通しているハチミツの約93%(約38千トン)が輸入品になります。(農林水産省生産局畜産部調べ。平成26年)

養蜂家の給料

養蜂業者に就職する場合は、年収100~高くても300万円程です。

個人事業としてする場合は、巣箱をいくつ持っているのかで収入は変わりますが、おおよそ1群で10,000~12,000円程の利益が出ると言われています。

ちなみに、1群の中には女王バチ1匹とミツバチ約2~3万匹が暮らしています。

サラリーマンの平均年収がおよそ420万円になるので、420万円稼ごうと思うとおよそ400群は飼育しなければいけません。当然、従業員が増えれば増えるほど収入は下がっていくので、かなり要領良く仕事をこなさないと高収入を得ることは難しいです。

ハチミツの採取だけでは生計が立てられないことも多く、副業として農家の手伝いをしたり週末だけ都会でアルバイトをしたりなどして生活を工面している養蜂家もいるので、決して楽して稼げる仕事ではありません。

養蜂家のQ&A

独立することも可能?

養蜂業は、巣箱を設置するスペースがあればできるので、個人事業としては敷居が低いです。巣箱や燻煙器など業務に必要な道具を全て揃えても30~50万円程の初期費用で始めることが可能です。

ただ、ド素人がいきなり養蜂家として利益を生み出せるほど甘い世界ではありませんので、最低でも数年間は養蜂業者や個人で活動している養蜂家のもとで修業して、理解を深めてから独立することを考えましょう。

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