仕事名 | 塾の講師 | ||
---|---|---|---|
人気 | 収入 | ||
敷居低さ | 将来性 | ||
仕事内容 | 学習塾などで生徒に対して勉強を教える仕事 | ||
なり方 | 学習塾や予備校に就職する | ||
働き方 | アルバイト、フリーランス、正社員、契約社員、フランチャイズ | ||
収入 | 時給1,000円~2,000円程 | ||
向く人 | 勉強が好きな人、教えることが得意な人 | ||
評判 | 4件(口コミ投稿) | ||
仕事探し |
塾の講師の仕事内容
塾講師の仕事には、大きく分けると「個別指導」と「集団指導」があります。
個別指導では、講師と生徒がワンツーマンで接するので、生徒一人ひとりに合った指導法ややる気を引き出す能力が求められます。授業料が割高になるので、本気で学習したい生徒が多いのが特徴です。
求人を募集している多くが個別指導の学習塾です。
一方、集団指導では講師一人に対して複数の生徒が付くので、型にはまった指導法が求められます。
ある程度広いスペースで授業を行うので、声を張る必要があり恥ずかしがり屋さんには少々荷が重いかもしれません。
塾の講師になるには
2016年2月現在、塾の講師になる為に特別な資格は必要ありませんので、学習塾に就職することが出来れば誰でも講師として働くことが可能です。
ですので、小・中学生向けの学習塾では、大学生でも働くことが可能です。
ただ、2017年を目途に、現在実施されている「塾講師検定」を国家資格化にする動きもあるので、場合によっては看護師や司法書士の様に業務独占資格になれば、国家資格を取得しなければ塾講師としての業務が出来なくなる可能性があります。
一定以上の指導能力を持った人だけが講師として働けるようになれば、生徒側は安心するし、無用なトラブルを避けることが出来る反面、もともと塾講師の人手が足りていない現状で、国家資格化にすることにより、人手不足がもっと深刻化してしまう懸念もあります。
塾の講師の仕事の探し方
ジョブセンスなどのアルバイト求人サイトに多くの求人が掲載されているので、仕事は探しやすいと思います。
塾講師は完全な売り手市場になるので、ある程度の学歴があって時間の融通が利く人であれば比較的採用されやすいです。
塾講師専門の求人サイトもあるので、塾講師の仕事をしてみたい人は確認してみて下さい。
日本最大級の塾講師求人サイト「塾講師ジャパン」
塾の講師の給料
塾講師の給料は、数あるアルバイトの中でも非常に高く、低くても時給1,000円、それほど経験無い人でも時給2,000円以上稼ぐことも可能です。
ただ、働き方にもよりますが、アルバイトの場合、1日の勤務時間がそれほど多くないので、日給にするとそれほど高くないことも多いので、塾講師のアルバイトをしている人の多くは、大学生であったり、サラリーマンの副業など、他の正業を持っているパターンが多いです。
塾の講師のQ&A
塾検は受験しておいた方が良い?
塾検(学習塾講師検定)は、全国学習塾協会が実施している民間の資格になります。
大手の学習塾では採用の際に、塾検の取得者を優遇することもありますが、正直、塾検の存在価値は低く、取得していなくても問題なく働けることがほとんどです。
ただ、先ほども言いましたが、塾検をベースに国家資格化される可能性もあるので、学習内容を把握しておく為にも今のうちに取得しておくのも一つの手です。
何で塾講師はブラックバイトと言われるの?
塾の講師がブラックバイトと言われる一番の理由がサービス残業の多さだと思います。
一般的に、塾講師の就業時間は、実際に生徒に教えている時間(授業中)のみになるので、例えば授業が終わった後に、生徒からの質問に付き合っている時間や、事務所に戻って書類を整理している時間や他の講師と打ち合わせをする時間などは就業中とみなさずに、残業代として給料が支払われません。
最近では、「塾講師=ブラックバイト」と言うイメージが定着しているので、こういったあからさまなサービス残業は減少していますが、それでも相変わらずサービス残業を当たり前の様にしている学習塾や予備校は数多く存在します。
後は単純に仕事が過酷という意見もありますが、確かに、塾講師は忙しくてプレッシャーのかかる仕事になりますが、その分、時給も高いので、仕事が過酷だからブラックバイトと言うのは通用しないと思います。
仕事の口コミを掲載!
子供と触れ合うことが好きなことはもちろん、ある程度勉強が好きな人がこの仕事に向いていると思います。私は小学校高学年から中学三年生まで、集団授業を担当していました。通常授業に加えて、テスト前になるとテスト対策の質問受け付け、学校の宿題の分からないところのフォローまで、全般的に子供の学習をサポートしていました。
子供たちのやる気は、こちらの言葉かけ一つで大きく変わってきます。特にテストや模擬試験の結果が返ってきたあとの面談で、良かった点やこれから伸ばせる点をいかに指摘できるかが重要だと思います。子供の笑顔が見れるので非常にやりがいがありました。
初心者の方から仕事で英語を使いたい方まで幅広く、英語の授業をしていました。個別授業も集団授業もどちらもしていました。皆さん自分の意志で習いにきているので非常に意識が高く積極的な生徒が多かったです。時給制でしたが、毎日授業がありますので毎月結構良い給料を貰うことが出来ます。予習などにも時間がかかりますが、自分の好きな仕事ですしなんといっても生徒が自分の授業を楽しみにしてくれていると思うとすごく楽しみなので全く苦ではありません。
未就園児から高校生までの学習指導をします。教科は自分の得意なものだけで良いという話だったのですが、私の行っていた塾は人手が足りずあまり得意ではない強化も受け持ちすることがしばしばありました。給料は普通の飲食店で働くよりも良いですし、消耗する体力も少ないです。座って教えるだけですから。
ただ、頭は使いますし、高校生の指導ともなると一定水準もしくはそれ以上の学力が講師自体に備わっている必要があります。この仕事で一番きつい時期が子供たちの冬休み夏休みです。朝早くから夜遅くまで一日中解説をすると喉もカラカラになります。ただ、子供たちの志望校合格などの達成感は大きなものがあります。
大学生のとき、学業との両立を考え、週1~2回からできる小学生から中学生を対象とした塾講師をアルバイトとしてやっていました。そのときに感じたメリット、デメリットを紹介します。メリットは、・義務教育の勉強を改めて全教科やり直せる!・下の世代の流行など自分の周りではわからないことを知れる・長期休暇には1日かければまとめてある程度稼げる。
デメリットは・授業の準備時間、片付けの時間は給料がでないことが多い・長期休暇中の講習日はとにかく拘束時間が多い・会社都合で勤務地がコロコロ変わることもある。今話題の「ブラックバイト」に該当するとは思います。しかし、生徒たちのわかった!という顔が見られたこと、教えることの大切さと難しさを知ったことは、得難い経験だったと思います。