仕事名 | 保育士 | ||
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人気 | 収入 | ||
敷居低さ | 将来性 | ||
仕事内容 | 保育園で幼児や児童の世話をする仕事 | ||
なり方 | 保育士学校を卒業、もしくは保育士試験に合格して保育士採用試験に合格する | ||
働き方 | 正社員、アルバイト | ||
収入 | 平均年収は3,165,800円(平成26年) | ||
向く人 | 子供が好きな人、責任感のある人、ピアノが得意な人 | ||
評判 | 4件(口コミ投稿) | ||
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保育園とは
厚生労働省の「児童福祉法」に「0歳から小学校入学までの乳幼児を保護者の代わりになって保育する」と定義が定められています。
主に共働きや母子家庭などで、子供の面倒を見ることができない親御さんが利用しています。
保育士(保育園)の仕事内容
主に保育園の中で、乳児や児童に、親に代わって一緒に遊んだり、食事や排せつの補助をしたりなど、生活援助全般を行います。
保育園では基本的に年齢ごとにクラスが分かれており、0~2歳ぐらいまでは室内での遊びや睡眠が中心で、3歳以上になると公園に散歩に行ったりボール遊びをしたりなど年齢によって遊び方が異なっていきます。
子守や遊んだりするだけではなく、食事の際には箸の持ち方やこぼさずに食べる方法を伝授したり、パジャマの着替え方や集団生活でのコミュニケーション法などを教えることも保育士の役目です。
乳児と幼児では多少仕事内容も異なってくると思いますが、基本的には子どもを安全にお預かりし、その時期にふさわしい遊びを提供し、子どもの成長を促し見守るという事になります。
乳児の場合は、食事の介助やおむつ替え、着替えの補助、午睡の付添などがありますが、その中で子どもが自分で出来るようになるよう、一人一人に合った援助をしていくことが必要です。
手遊びやふれあい遊びも大好きです。
幼児の場合は、ある程度自分のことは自分でで出来るようになるので、朝の会や子ども達への遊びの提供、子ども同士のトラブルへの対応、絵本や紙芝居の読み聞かせなどが主になります。
また、運動会やお遊戯会などの行事内容の決定や指導、遠足やお誕生会、避難訓練の参加もあります。
その他に、連絡帳の記入や製作のパーツ準備、指導案の記入、クラスだよりの発行など、職員室での事務的な仕事もあります。
そして、保護者との連絡も必要不可欠です。
朝の受け入れの時は、子どもの体調を伺ったり、変わった様子はないかを聞くこと、帰りのお迎えの時は、園での一日の様子を話したり成長の様子を保護者と密にとっていくことが大切です。それにより、保護者も安心して子どもを預けることが出来ます。
以上の様な仕事内容がありますが、なんといっても一番大切なのは一人ひとりの個性を理解、把握し、長所を伸ばしてあげる事だと思います。
保育士になるには
保育士になるのは、保育士資格を取得して、保育園の採用試験に合格することが求められますが、保育士資格を取得する方法は、大きく分けて「保育士学校を卒業」する方法と「保育士試験に合格」する方法の2通りのパターンがあります。
1.保育士学校を卒業する
厚生労働大臣指定の保育課程のある専門の養成施設を卒業すれば保育士資格を自動で取得することができます。
保育学科や福祉学科などがある4年制大学や、専修学校や短大などの2年制大学が挙げられます。
2.保育士試験に合格する
専門の養成施設を卒業しない場合は、保育士試験を受験して合格する必要があります。
保育士試験の受験資格は、
- 一般の大学や高専を卒業
- 高校卒業後、児童福祉施設で2年以上の勤務歴
- 児童福祉施設で5年以上の勤務歴
のいずれかをクリアする必要があります。
試験は「筆記試験」と「実技試験」が行われますが、合格率は10~20%程とかなり難しいので、中学生や高校生でこれから保育士を目指すのであれば、保育課程のある専門の養成施設を卒業する方が手っ取り早く保育士になることができるし、就職あっせんもしてもらえるのでオススメです。
試験情報は姉妹サイトの「資格の門(保育士)」を参照して下さい。
保育士資格が無くても保育士として働ける?
少子化に伴い、子供の数は年々減少していますが、その反面で、共働きの家庭が増加していることから、保育園に預けたくても保育士(保育園)不足により、子供預けずことが出来ずに働きに出ることも出来ないお母さんも増加しています。
そういった背景もあり、2016年春を目途に、保育士資格を持っていない人でも認可保育所で保育に携わることができる様になります。
資格を持っている人が最低でも1人は必要などの条件はありますが、この制度が認可されれば確実に保育士の数は増えると思います。
2016年3月15日現在時点の情報なので、今後どうなるのかは分かりませんが、近い将来、保育士資格を持たない人でも保育園で子供の世話をすることができる時代になると思います。
保育士の探し方
新卒者であれば、学校から斡旋してもらえるので特に困ることは無いと思いますが、転職組や第二新卒者の場合は自分で働き口を探さなくてはいけません。
都心部を中心に保育士不足が深刻になっているので、保育士資格を持っていれば働き口で困ることはありません。
ただ、皆さんご存知の通り、保育士は待遇面でかなり悪い面があるので、少しでも収入をアップさせたいのであれば、コンサルタントがいる保育士専門の転職エージェントを利用した方が、効率よく求人を探してもらうことができるのでお勧めです。
子供の時に通っていた保育園など、働きたい保育園が決まっている場合は、その保育園に直接問い合わせてみるのも一つの手です。
保育士の給料
平成26年の賃金構造基本統計調査によると、保育士の平均年収は3,165,800円(月収216,100円、賞与573,800円)になります。
初任給だと16~18万円程です。
保育士の大半が女性なのを考えると、そこまで悪くはありませんが、子供の命を預かる大変な仕事の割には待遇面が良くないと考える人が多い様です。
ちなみに、この平均年収は公立の保育園(公務員)の保育士も含むので、多くの人が働く私立の保育園に限定すればもっと収入は低くなります。
保育士のQ&A
今、高校生だけど、どの方法で保育士になるのが手っ取り早い?
今現在、高校生であれば、保育士養成課程のある専門学校や短大に2年間通って所定の課程を修了するのが一番手っ取り早いし、確実です。
少しでも早く実務経験を積みたいのであれば、高校を卒業して児童福祉施設に就職して2年間実務経験を積んで保育士試験に合格する方法もあります。
ただ、保育士試験は合格率が毎年20%以下でかなり難しく、しかも年1回しか実施されていないので、もし不合格になった場合のリスクを考えるとあまりお勧めできません。
ピアノは弾けなきゃダメ?
上手なピアノを弾けば、それだけで子供を惹きつけるのでメリットはありますが、難しい曲を弾く訳ではないので、保育士養成学校の授業で習う程度の技術があれば特に問題はありません。
保育士は保育園でしか活躍できない?
保育士と言えば保育園で働いているイメージがありますが、保育園の他にも児童養護施設や母子生活支援施設、児童家庭センターや障がい児施設など、子供を預ける施設の様々な場所で活躍することができます。
最近では、保育施設のある娯楽施設(パチンコ店やデパートなど)や企業内の保育施設などで活躍している保育士が増えてきています。
保育士の資格を持っていても意味が無くなる?
2016年春を目途に、資格を持っていなくても認可保育所で保育に携わることができる様になりますが、だからと言って、資格を持っていても意味が無くなるということは無いと考えられます。
有資格者と無資格者では待遇面で格差ができるし、立場的にも有資格者の方が優位に立つので、保育士を目指すのであれば資格は取得しておいた方が良いです。
仕事の口コミを掲載!
資格が無い場合はそもそも採用してもらえる園が少なく、採ってもらえても給料が非常に安いはずですのでよほど仕事自体に愛着がないのであれば避けるべきです。
仕事内容はもちろん園児の世話ですが、昨今は特に保護者との交流も重要視されそこで多大なストレスを感じる可能性はあります。保育園に任せきり、という方も多い事が現実です。園児でありいっときも目も離せない反面、ほんの少しでも一人一人の出来ることが増えると大きな達成感、というよりも幸福を感じます。
繰り返しになりますが、給料は度外視して生活を子供に捧げるぐらいの覚悟を持っておくべきだと思います。
私は保育士として働いていました。結婚する前は正職員で、朝七時~夜七時までの開園時間で、ローテーションでの勤務でした。1ヶ月15万ほどの給料でしたが、残業が多い月はもっといただいていました。
行事前はとにかくハードで、持ち帰りの仕事も多く、プライベートな時間もありませんでした。日頃の保育の準備や保護者への対応、日誌などの書類等、雑務、ほんとに仕事は思い描いていたような保育士とはかけ離れていました。でも、子供たちはかわいく、やりがいは感じていました。複数で担任するので、人間関係もいろいろ大変なことはありました。
仕事内容としては、認可保育の仕事と変わりなく子供達のオムツ替えやミルクを赤ちゃんたちにあげたり食事を作って子供たちに食べさせたり大きな事故やけがをさせないように見守るのが仕事なんですは、こういった職場で働いている、認めたくない現実にも出会ってしまいますね。
育児放棄並みに子供を預けっぱなしにしている親や、子供をちゃんし躾けることが出来ず子供が悪いほうへばかり成長していってします家庭。私の場合は、親が躾けられないならその子に関わる大人が教えてあげるべきだと思っているので、親の前でも注意したりしますけどね。(親がちゃんと叱っていない場合は。)
私は保育の学生だった頃に経験を積みたいと思い保育園のアルバイトをしていました。
学生だったので担任の補佐というかたちでした。主で動くことはありませんでしたが子どもたちに声をかけたり一緒に行動したりと責任感の重い仕事でした。日誌や連絡帳も任されていたので主になるということ以外はほぼ正社員と同じような仕事をしていました。
毎日大変ですが行事前はもっと大変です。準備は遅くまで残ってみんなで行ったりもしました。何といっても子どもたちの笑顔や寝顔、成長していく姿を間近に見守れる素敵なお仕事です。 その頃見ていた子たちはもう小学校に行っています。今でもあの子達元気かな?とたまに思い出します。