仕事名 | 宇宙飛行士 | ||
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人気 | 収入 | ||
敷居低さ | 将来性 | ||
仕事内容 | スペースシャトルに搭乗し宇宙空間で実験などを行う仕事 | ||
働き方 | 正社員 | ||
収入 | 大卒の初任給で約30万円 | ||
向く人 | 自然科学に興味のある人、語学堪能な人、体力のある人 | ||
評判 | 0件(口コミ投稿) | ||
仕事探し | JAXAのHPから応募 |
宇宙飛行士の仕事内容
宇宙飛行士、聞いただけでわくわくする仕事ですね。限りなく広い宇宙の謎はまだほんの少ししか解明されていません。しかし、近年その技術の発展は目覚ましく、それに従ってより広く、又より深く研究する事が出来るようになりました。
現在宇宙には世界15か国が協力して運営する国際宇宙ステーションがあります。宇宙飛行士はそこに半年程滞在して世界の研究者と一緒に、宇宙についての研究・開発をしています。
2009年、日本は国際宇宙ステーションに独自の実験棟「きぼう」を完成させました。それまではアメリカのスペースシャトルに乗り、短期間だけ宇宙での仕事をこなしていただけでしたが、きぼうが完成してからは、日本人宇宙飛行士も半年間宇宙に滞在し、重要な任務をこなす事が出来るようになりました。実際頭が良く、手先が器用な日本人の活躍はニュースで報道され、日本人の誇りにもなりました。
きぼうが完成してからは、国際宇宙ステーションと共に、きぼうの運営や維持もその仕事になりました。ロボットアームを使ったり、或いは自らがきぼうから宇宙へ出て外部の実験装置の交換や宇宙実験等を行っています。
宇宙での作業は当然危険も伴いますが、事前の準備をきちんとすれば、他の飛行士たちの援助の元、スムーズに行う事が出来ます。
このような活躍のお陰で、2011年に選ばれた3人の日本人宇宙飛行士は「船長になれる人材」の基準を得ています。日本の宇宙飛行士も、宇宙の研究も飛躍的に発展しています。
それだけに、これから宇宙飛行士になるには、より高度な知識・技術・創造力が求められることになるでしょう。
宇宙飛行士になるには
宇宙飛行士になるにはJAXA(宇宙航空研究開発機構)が実施している宇宙飛行士候補者選抜試験に合格して、職員として採用される必要がありますが、そのハードルは非常に高いです。
まず試験を受けるために、自然科学系(理学部、工学部、医学部、歯学部、薬学部、農学部etc)の大学卒以上の学歴が必要となります。
その後、3年間それぞれの分野での実務経験がある事が条件です。但し、修士号取得者は1年間、博士号取得者は3年間の実務経験済みとみなされます。
細かい所では、身長・体重・血圧・視力・色覚・聴力についても検査が行われます。
その上で、「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」が行う宇宙飛行士候補者選抜試験を受けて合格すると、宇宙飛行士への第一歩を踏み出すことになります。
この他、英語力、協調性、リーダーシップ、緊急時に状況を把握して的確な判断を下せる能力が必要なのは言うまでもないでしょう。
宇宙飛行士の給料
JAXAで働く職員の給料規定が適用されますので、大卒の初任給で約30万円になります。
宇宙飛行士は、ほんの一握りの人しかなることができないので、さぞかし高収入を得ているんだろうと思われる人も多いですが、一般会社員とそこまで大差はありません。
宇宙飛行士のQ&A
日本人の宇宙飛行士ってどれぐらいいるの?
JAXAに在籍する日本人宇宙飛行士は7人。元JAXAの日本人宇宙飛行士が4人います。(2017年4月現在)
英語力ってどれぐらい必要?
採用基準は英検1級程度の語学力が必要になります。
毎年募集しているの?
毎年募集されている訳ではなく、近年は募集されていません。
JAXAの職員にならないと宇宙飛行士になれないの?
2018年1月現在は、JAXAで働く職員しか宇宙飛行士になることができません。
しかし、近年ではスペースXなどの民間企業も有人宇宙ロケットの開発に取り組んでいますので、近い将来、民間の宇宙飛行士が誕生する日は近いです。