左官の仕事 – 職業訓練所で修行してからなる人も多い

建築・土木系の仕事
仕事名左官
人気収入
敷居低さ将来性
仕事内容家の壁を塗る仕事
働き方正社員、アルバイト
収入平均年収は約350万円
向く人手先の器用な人、根気強い人
評判0件(口コミ投稿
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左官の仕事内容

現在の家は洋風化が進み、塗り壁の和室が少なくなっています。左官の仕事として代表的なのが、この「塗り壁」です。材料を混ぜ、下塗り、中塗り、仕上げと3段階で仕上げて行きますが、凹凸無く綺麗に仕上げるのにはそれだけの年数・経験が必要です。

近年は健康志向から、自然の素材に目が向けられ、注文住宅やマンションのリノベーションで塗り壁が使われることが多くなっています。

左官の仕事の代表的なのが塗り壁です。

壁を塗る作業ですが、技能が必要でセンスと洞察力、そして何より経験でその技術は養われるものです。どんな材料でも思い通りに仕上げられるようになると、一人前という事になります。

塗り壁の作業は以下の様になります。

  1. 塗り壁
  2. タイル張り、コンクリート床、レンガ、ブロック積み
  3. 塗り天井

1.塗り壁

①下地の養生を行う

塗り壁の材料を付けたくない所にテープを貼っていきます。これをしないと柱や畳み等を汚してしまうので、しっかり行う事が大切です。

この養生をいい加減にすると、綺麗な仕上げは絶対に出来ません。

②材料を調合する

塗り壁の材料をバケツに入れ、電動ミキサーで水と混ぜ合わせます。

③下塗り

④中塗り

⑤仕上げ塗り

コテ台に②の材料を乗せ、コテを使って壁を塗っていきます。

コテには木ゴテと金ゴテがあり、下塗りには木ゴテを、仕上げには金ゴテを使います。但し、塗り壁に模様を付ける場合は木ゴテで仕上げる事もあります。

2.タイル張り、コンクリート床、レンガ、ブロック積み

レンガやブロックは積み上げて行くものなので、水平である事が何より重要です。コンクリート床は水場に多いので、排水口に向かって傾斜をなだらかに付けて行く技術が要ります。

3.塗り天井

塗り天井は左官の仕事の中でも究極のものです。天井はちょっとした凹凸でもすぐにわかってしまうので、経験を積んだ技能の高い左官にしか出来ない職人技です。

左官になるには

左官になるのに特別な資格は要りません。学歴も大きな会社では「高卒」を要求されることが多いですが、それも面接次第という所があります。

要は、左官としての丁寧な腕や資質があるか、修行期間を耐えられるかといった面が大切です。

左官として働き、ある程度以上の技能が身に付いたら、国家技能検定である「左官技能士」1級と2級の資格試験を受けられます。左官として持っていた方が得な資格です。

ただ、塗り壁からタイル、コンクリート床、ブロック・・・と左官の仕事は幅広いので、それらを会得するまでには相応の期間が掛かる事は覚悟しましょう。

左官の給料

左官の平均年収は約350万円程度にはなりますが、経験により収入は大きく異なりますので、経験の無い新入社員の平均年収で言えば他の職に比べるとかなり低くなります。

一人前の左官として活躍することができるまでには、最低でも4~7年程度かかると言われているので、最初は収入は低くて任される仕事もそれほどありませんが、地道な努力と積み重ねてスキルと経験を積むことで自ずと収入は増えていくでしょう。

左官のQ&A

左官ってどれぐらいいるの?

全国に約9万人いると言われています。

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