仕事名 | 歯科衛生士 | ||
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人気 | 収入 | ||
敷居低さ | 将来性 | ||
仕事内容 | 歯に関わる病気を予防する仕事 | ||
なり方 | 歯科衛生士養成施設などを卒業後、歯科衛生士国家試験に合格して免許を交付してもらう | ||
働き方 | 正社員、公務員 | ||
収入 | 平均年収は3,351,200円(平成26年) | ||
向く人 | 丁寧な仕事が出来る人、板挟みに耐えれる人(歯科医師と歯科助手) | ||
評判 | 0件(口コミ投稿) | ||
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歯科衛生士の仕事内容
歯科衛生士が行える業務は、歯科衛生士法によって定められています。
診療補助
虫歯などの治療行為は歯科医師しか行うことが出来ませんが、歯科医師の指示のもとに口腔内の清掃や診療器具の消毒などの診療補助は行うことができます。
その他にもカルテの管理などの事務作業や清算業務などの接客業務も行いますが、これらは歯科助手でも出来る仕事なので、基本的に歯科衛生士は診療補助をメインに行います。
予防処置
歯垢や歯石を除去したり、虫歯の予防薬を塗布したりなど、虫歯や歯周病を予防するための行為を行うことができます。
保健指導
虫歯や歯周病を作らない歯ブラシのブラッシング方法や、食生活の指導を行うのも歯科衛生士の仕事です。
保健指導は診療所で患者さんに行う他にも、幼稚園や小学校、保健センターなどに出向いて講義をすることもあります。
歯科衛生士になるには
歯科衛生士になるには、歯科衛生士国家試験に合格して免許を交付してもらう必要があります。
国家試験は誰でも受験できる訳ではなく、高等学校を卒業後に、歯科衛生士養成施設(専門学校)か歯科衛生士学科のある大学で、2年以上の必要な科目を修了する必要があります。
試験は合格率が95%程あるので、よほど学校でサボってい無ければまず合格できるので安心して下さい。
学校の一覧は「全国歯科衛生士教育協議会」で確認してください。
試験情報は姉妹サイトの「資格の門(歯科衛生士)」を参照して下さい。
歯科衛生士の給料
平成26年賃金構造基本統計調査によると、歯科衛生士の平均月収は245,500円、平均賞与は405,200円、平均年収は3,351,200円になります。
歯科医師の平均年収がおよそ730万円になるので半分以下ですね・・・
歯科衛生士は予防処置がメインになるので仕方ないですが、それでも国家資格が必要な仕事の割には低い水準ですよね。
ちなみに、歯科助手の平均年収は300万円以下です。
歯科衛生士のQ&A
歯科助手との違いは
歯科衛生士と歯科助手をごちゃ混ぜにしている人がいますが、歯科衛生士は患者さんの歯に直接触れて清掃や消毒などの治療行為の補助を行うことが出来るのに対して、歯科助手は患者さんの歯に一切触れることはできません。
そういった背景があるので、歯に関わる専門的な知識を習得できる学校を卒業して国家資格を取得しなければ業務をすることが出来ない歯科衛生士に対して、歯科助手は学校を卒業しなくても資格を取得しなくても誰でも業務を行うことが出来ます。
歯科衛生士でも公務員になれるって聞いたんだけど
歯科衛生士に限らず、公立の病院に就職することが出来れば公務員扱いになります。
ただ、公立の病院で歯科衛生士として採用されることはごく稀なので、基本的には歯科診療所(歯医者さん)で働くことになります。
歯科衛生士は女性の仕事なの?
歯科衛生士の約9割は女性なので、歯科衛生士=女性の仕事と思われるのは仕方ないです。
その背景として、1948年に制定された「歯科衛生士法」では歯科衛生士は女子が行う仕事とされていたために、男性が歯科衛生士になることが出来なかったからです。
2002年に「男女雇用機会均等法」が改訂されたことにより、男性でも歯科衛生士になることが認められましたが、今でもその名残があるせいか、多くの歯科診療所では、女性歯科衛生士を求めており、男性歯科衛生士は書類審査の段階で跳ねられることが多々あります。
まー、特に女性の患者さんからしてみれば、男性に口の中をベタベタ触られることに抵抗があるので、現実的に男性歯科衛生士は働きにくい環境と言えるかもしれませんね。