救急救命士の仕事 – 人命を救う仕事の割に給料が安い

医療系の仕事
仕事名救急救命士
人気収入
敷居低さ将来性
仕事内容患者に対して応急処置を行う仕事
なり方国家試験合格後、救急救命士の免許を取得する
働き方地方公務員
収入初任給で15万~17万円程(学歴や各自治体により異なる)
向く人責任感のある人、体力のある人
評判0件(口コミ投稿
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救急救命士とは?

救命処置に関する特別な講習を受けた救急隊員のことを救急救命士と呼んでいます。

1991年に救急救命士の制度が出来たことにより、救急車には常に最低でも1人以上の救急救命士がいなければいけないと義務付けられています。

救急救命士の仕事内容

救急車に乗って現場に向かい、傷病者に対して医師のもとに応急処置をしながら医療施設に緊急搬送することが、救急救命士の主な仕事内容です。

救急隊員の役割は、以前までは救急車で患者を病院なども送り届けるだけを職務としており医療行為は一切できませんでしたが、現在ではその責任の範囲が拡大しで、医師の指示のもとに電気ショックによる蘇生や気道確保、点滴、薬剤投与などの特定医療行為を行うことが可能になりました。

もちろん、それらの医療行為を行うことができるのは、救急救命士のみであって、救急車に同乗している救急救命士の資格を持たない人は一切することができません。

救急救命士になるには

救急救命士になるには、国家試験合格後、救急救命士の免許を取得する必要があります。

国家資格の受験資格を得るには、①厚生労働大臣に指定された大学や専門学校で2年以上学ぶ方法と、②各市町村の消防本部の職員になって救急隊員としての実務経験(5年以上or2000時間以上)を積んで、救命救急士養成所で6か月以上講習を受ける方法の2つあります。

  • ①国家試験に合格⇒消防官採用試験
  • ②消防官採用試験⇒国家試験に合格

順番が逆なんですね。

国家試験は合格率90%程あるので、学校や救命救急士養成所でしっかり対策を立てればさほど難しくありませんが、消防官採用試験は倍率が10倍程度になるので、救急救命士になることは決して簡単なことではありません。

試験情報は姉妹サイトの「資格の門(救急救命士)」を参照して下さい。

救命救急士の給料

救命救急士に地方公務員になるので、各自治体によって待遇面が異なるので何とも言えませんが、高卒の初任給で15万円、大卒だと17万円程が相場です。

平均年収は400~500万円程で、一般的なサラリーマンの平均年収とさほど変わりありません。

人の命を救う仕事の割にはかなり少ないですよね・・・

救急救命士のQ&A

救急現場に行っていないときは何をしているの?

多い時は1日10回以上も現場に向かう救急救命士ですが、いつも救命の仕事をしている訳ではありません。

待機時間では救急車や備品の点検・整備や、パソコンをカタカタ叩きながら事務作業をすることもあります。その他にも、学校に行って安全講習の講師を頼まれることもあります。

常に非常事態を想定しながら仕事をしなければいけないので、雑用業務をしていても決して気を緩めることはできません。

勤務形態はどうなってるの?

公務員であれば、基本的に1日8時間労働の土日祝が休みですが、救急救命士では8時45分から24時間勤務して、そこから24時間後に次の出勤が始まるサイクルが始まり、それを3回繰り返すると1日休みになります。

もちろん、サイクルによっては土日祝も出勤しなければいけないので、家族サービスを重視する方にはあまり向いていませんね。

救急車で搬送された患者のどれぐらいの方が亡くなるの?

総務省消防庁の調べ(2007年)によると、救急車では搬送された患者の1.6%(76,858人)が搬送中に死亡しています。

その反面、半数以上が救急車を呼ぶ必要のない軽傷者になります。

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