仕事名 | 通関士 | ||
---|---|---|---|
人気 | 収入 | ||
敷居低さ | 将来性 | ||
仕事内容 | 税関の許可を受けるための申請手続きを行う仕事 | ||
働き方 | 正社員 | ||
収入 | 平均年収は約480万円 | ||
向く人 | 貿易に関する知識が豊富な人、分析能力が高い人 | ||
評判 | 0件(口コミ投稿) | ||
仕事探し |
通関士の仕事内容
現代では貿易も拡大し、多くの製品が輸出入されています。中には、日本だけでは賄えない食物もあるので、貿易は日本人の日常生活を大きく支えていると言えるでしょう。
しかし、貿易をするには税関での手続きが必須です。輸出入時に貨物の品名、数から価格まで、税関長に申告をした上で検査を受け、許可を得なければ輸出入は認められません。
その複雑な書類の手続きを輸出入の業者に代わって行うのが通関士です。
通関とは
通関とは、貿易で貨物を取引する際に、必要な手続きの事です。具体的な流れは以下の様になります。
- 貨物の品名、量等を申告する
- 必要な検査を受ける
- 関税を納付する
- 輸出入の許可を得る
これらの手続きを経ないと、「密輸」扱いになってしまいます。
通関士の仕事
通関士は、上記の手続きを商社の代行として行います。書類を作成し、計算書類の審査をします。
仕事内容はかなり複雑で、専門知識が必要です。又、扱う商品が多いので、商品知識にも長けていないといけません。更に、英語で書かれた書類を読みこなし、申告書を作成する際にも語学力や高い事務処理能力や計算力が求められます。
その為、通関士になるには専門的な勉強が必要です。当然、国家資格の取得が必要ですが、合格率も毎年10%前後と言う低さです。
島国には欠かせない通関士
島国である日本は外国との貿易が盛んです。しかし、税関で検査を受けないと、危険な細菌が入ってきた場合、島国であるだけに最悪の場合ですが、日本人が滅んでしまう危険性すら孕んでいます。
そのような事が無い様に、通関士は世界情勢や時事問題にも興味を持ち、向学心と的確な判断力で安心・安全な貿易が行われる様にしなければなりません。
通関士になるには
通関士になるには、国家試験である「通関士試験」に合格しなければなりません。受験資格として年齢や学歴といった制限はありません。
通関士として5年以上の実務経験がある人は、一定の科目の免除が認められています。この為、商社等に就職して通関業務に就き、5年経ってから資格試験を受ける人も多いです。貿易が益々盛んになっている現在、通関士はより求められている存在です。
資格情報については、姉妹サイト「資格の門(通関士)」を参照して下さい。
通関士の活躍の場
通関業者に就職して通関士として活躍することになります。
ただ、通関業者に就職して通関士の資格を取得したからと言って必ず通関士になれる訳ではありませんので、絶対に通関士になりたいのであれば、面接時にその旨を強く伝えておいてください。
通関士の仕事の探し方
「リクナビネクスト」などの大手転職サイトを利用して求人を探して下さい。
通関士の給料
通関士の平均年収は約480万円です。
通関業者の給料体系に準じますが、資格手当が5,000円~1万5,000円程度付くことが多いので、その分収入はアップします。
通関士のQ&A
資格の勉強ってどうすればいいの?
通関士の資格は誰でも受験することができるので、勉強さえ頑張れば誰でも資格を取得することができますが、合格率は毎年10%前後しかないので、独学で取得することは安易ではありません。
勉強法としては、基本的には予備校や専門学校などに通いながら取得を目指す方法がベターですが、仕事をしている人は通学で取得することは難しいので、そういう場合はユーキャンなどの通信講座を利用して勉強して下さい。
通関士ってどれぐらいいるの?
通関業者はおよそ900社あり、そこで働く従業員は約1万6,000人います。その中で実際に通関士の業務を行っている従業員は約8,000人と言われています。
このことから通関業者に従事する従業員の約半数が通関士と言うことになります。