仕事名 | 裁判官 | ||
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人気 | 収入 | ||
敷居低さ | 将来性 | ||
仕事内容 | 裁判所で法に沿って刑罰を与える仕事 | ||
なり方 | 司法試験に合格し司法研修所で勉強後、判事補として10年間勤務 | ||
働き方 | 公務員 | ||
収入 | 最低月収は227,000円+初任給調整手当(数万円) | ||
向く人 | 判断力のある人、勉強が圧倒的に得意な人、向上心のある人、客観的な判断が出来る人 | ||
評判 | 0件(口コミ投稿) | ||
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裁判官とは
裁判官とは、裁判所で事件に対して判断を下す人たちです。
裁判官の仕事内容
何かトラブルがあったとき、最終的には裁判所で解決することになります。
裁判は争いを法に照らして判断します。裁判官はそれを最終的に決める役割を担っています。
例えば、AさんがBさんにお金を貸したところ、返してくれないのでAさんはBさんを訴えることにしたとします。
その場合、Aさんは訴状を作成して裁判所に提出します。所定の手続きを経たあと、裁判が開かれます。
裁判官はAさんとBさん、両方の意見を聞いたり、証拠を出してもらいそれを確かめたりします。
例えば、借用証や銀行の預金通帳などを提出してもらったりもします。それらを総合的に考慮したうえで、法に照らして妥当だと思う方を勝たせます。
Aさんの意見が法的に正当だと考えれば、Aさん勝訴の判決を書きます。そして、法廷で言い渡すことになります。
裁判を大きく分けると、事実審と法律審に分けられます。
事実審とは、事実面の判断です。
お金を貸したのか、いくらかしたのか、まだ返していないのか、などの事実があったのかなかったのかを判断します。
法律審とは、法律面の判断です。
例えば、法律に載っている言葉の解釈などを指します。多くの場合は裁判官はこの2つを同時にこなすことになります。
上記の例だと、2つとも同時に行います。
もっとも、多くの事件では事実審が重要となります。それゆえ、証拠の判断が重要となってきます。
このように、裁判官は実際の事件を判断し、判決を書くのが主な仕事ということになります。
裁判官になるには
裁判官になるには、弁護士や検察官と同様に司法試験に合格して「司法研修所」で1年間法律の勉強をして卒業する必要があります。
裁判官になる場合は、司法研修修了後に「判事補」として10年間経験を積むことで晴れて裁判官(判事)として活躍することができます。
資格情報については、姉妹サイト「資格の門(司法試験・司法試験予備試験)」を参照して下さい。
裁判官の活躍の場
裁判所は「最高裁判所(1ヵ所)」「高等裁判所(8ヵ所)」「地方裁判所(50ヵ所)」「家庭裁判所(438ヵ所)」「簡易裁判所(50ヵ所)」あり、裁判官はいずれかの裁判所で勤務することになります。
裁判官は国家公務員になるので、弁護士の様に企業に勤めることはありません。
裁判官の給料
裁判官の給料は「裁判官の報酬等に関する法律」によって決められています。
一番下位の判事補十二号で月給227,000円と高度な専門知識が必要な仕事の割に低いですが、実際には初任給調整手当により数万円は上乗せされます。
最高位の最高裁判所長官だと月収2,050,000円になり、国家公務員の中で最も給料水準は高くなります。
裁判官のQ&A
裁判官は公務員ですか?
国家公務員です。