仕事名 | 弁護士 | ||
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人気 | 収入 | ||
敷居低さ | 将来性 | ||
仕事内容 | 法律の専門家 | ||
なり方 | 司法試験に合格して司法研修所で1年間勉強し、日本弁護士連合会に登録する | ||
働き方 | 独立、正社員 | ||
収入 | 平均年収は約1,000万円 | ||
向く人 | コツコツ真面目に仕事が出来る人、勉強が好きな人 | ||
評判 | 0件(口コミ投稿) | ||
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弁護士とは
弁護士とはみなさんの代わりに法的な権利を守ってくれる人です。
何かトラブルがあったときは、最終的には裁判所で解決することになります。
とはいえ、多くの人にとって、裁判所に提出する書類を書いたり、実際に法廷で裁判官とやりとりをするのはとても難しいことです。法的な知識も必要ですし、普段は別の仕事で会社に勤めていたりすると裁判所に出向く時間もありません。
そういう場合には弁護士にお願いすることになります。
弁護士の仕事内容
弁護士が担当する事件は、大きく分けると民事と刑事に分けられます。
民事は、私人と私人同士の争いを担当します。
私人というのは、一般人と置き換えてもらって大きな間違いはありません。
例えば、みなさんが誰かにお金を貸したとします。しかし、相手は期日になってもお金を返してくれません。
そういうときは裁判所に訴え出て、判決を出してもらいます。その判決に基づいて、強制的にお金を取り立てるのです。
刑事は、犯罪を裁くことを担当します。
何か犯罪が起こった時に、それを法律に照らして有罪かどうかを決めます。
とはいえ、多くの場合、犯罪の嫌疑をかけられた人は法律の知識がありません。
その権利をしっかり守るためには、弁護士のサポートが不可欠なのです。
これまで、民事と刑事に分けて簡単に説明しましたが、細かいことをいえば、成年後見人となったり、破産した人の財産の管理を担当したり、と言ったような業務も担当することがあります。
いずれにしても、私たちの権利を守ってくれる、という点は共通していると言えるでしょう。
弁護士になるには
弁護士になるには、司法試験に合格して「司法研修所」で1年間法律の勉強をして卒業して「日本弁護士連合会」に登録する必要があります。
司法試験を受験するには2つのルートがあります。
- 法科大学院を修了する
- 司法試験予備試験に合格する
弁護士の大半は法科大学院を卒業しています。
法科大学院を修了していない方で弁護士を目指す場合は、司法試験予備試験に合格する必要があります。
司法試験予備試験は誰でも受験できますが、合格率は毎年20%程しかありませんので、予備試験と言えど簡単な試験ではありません。
資格情報については、姉妹サイト「資格の門(司法試験・司法試験予備試験)」を参照して下さい。
弁護士の活躍の場
弁護士事務所
弁護士資格を取得したら一般的に多くの人が弁護士事務所に就職します。
弁護士は独立するのに初期費用や固定費があまりかからないので、ある程度経験を積んで独立するのが一般的です。
一般企業
企業の法務課で、コンプライアンスの取り決めなど法律に関わる業務に携わります。
講師
大学や塾などで講師として活躍している弁護士もいます。
ただ、講師の仕事だけで生活するのは難しいです。
弁護士の給料
賃金構造基本統計調査(平成26年)によると、弁護士の平均年収は10,359,200円(月収662,500円、賞与2,409,200円)になります。
ただ、この調査は従業員10名以上の企業を対象にしており、小さな法律事務所は含まれていません。
また、収入の幅が広く、年収1億以上稼いでいる弁護士もいれば、年収300万円以下の弁護士もいるので、平均年収はあまり参考にしない方がいいかもしれません。
弁護士のQ&A
弁護士ってどれぐらいいるの?
2015年時点で弁護士資格を持っている人は36,415人になります。
あくまで資格を持っている人なので、全ての人が弁護士として活躍しているとは限りません。
司法試験は何回でもチャレンジできるの?
司法試験は、受験資格を得たときから経過して最初の4月1日から5年間で3回しか受験することができません。