司法書士の仕事 – 飽和気味なので資格を取るだけで稼げるとは限らない

法律系の仕事
仕事名司法書士
人気収入
敷居低さ将来性
仕事内容法人登記や不動産登記などを代行する仕事
なり方司法書士試験合格後、連合会に登録する
働き方正社員、独立
収入平均年収は600~700万円程
向く人努力家、常に向上心のある人
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仕事探し
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司法書士の仕事内容

裁判所や検察庁、法務局などに提出する書類を作成したり登記や信託などに関する審査請求手続きを依頼者に代わって代理したり相談を受けたりする仕事です。

その中でも主な仕事は「登記」になります。

登記とは、民法で定められている権利を公にして保護する為に、法務局が用意している書類(登記簿)に記録することです。

登記には様々な種類がありますが、司法書士が主の行うのが、会社を設立する時の「法人登記」、建物や家を購入する時の「不動産登記」です。

その他にも、消費者金融から借金をしていて返済に困っている人の相談に乗って利用者に有利な解決方法を導き出したり、離婚や遺産などの家庭トラブルに関する手続きなど行います。

私達にも起こりうる問題を解決することを目的としているので、弁護士に比べるとより身近な存在になります。

司法書士になるには

司法書士になるには、国家資格の司法書士試験に合格して日本司法書士会連合会(連合会)に登録する必要があります。

司法書士試験は、受験資格が無いので誰でも受験できますが、試験範囲が広範囲で法律に関するかなりの専門知識を要するので、大学の法学部を卒業して尚且つ予備校などで試験対策を立てなければ合格することは難しいです。

ちなみに、司法書士試験の合格率は2~4%程になります。

受験資格が無いとはいえ、試験にチャレンジする人はかなりの対策を積んでいる人達ばかりなので、その中の30人に1人ぐらいしか合格することが出来ないと考えると、かなり長期的なプランで挑まなければ途中で挫折してしまうでしょう。

試験情報は姉妹サイトの「資格の門(司法書士)」を参照して下さい。

試験に合格すると・・・

見事、司法書士試験に合格することが出来れば、後は登録すれば司法書士として活躍することが出来ますが、一般的には登録する前に連合会や司法書士会の新人研修を受けるのが一般的です。

試験に合格していくつかの研修に参加した後に、司法書士会に登録して正式に司法書士として名を連ねることになりますが、いきなり独立して仕事が出来るほど甘い世界ではないので、まずは司法書士事務所に勤務して先輩に仕事を教えてもらいながら実績や人脈を広げて少なくても3~5年は実務経験を積みましょう。

司法書士の給料

司法書士事務所に就職する場合、初任給で20~25万円程になります。

一般職とさほど変わりありませんが、昇給のスピードは速く、勤務司法書士の平均年収は500~600万円程になります。

また、一般企業に就職する場合は、3~10万円程の資格手当が支給されることもあるので、更なる高収入を狙うこともできます。

独立すれば年収1,000万円以上稼ぐことも可能ですが、実力社会になるので、司法書士の実務経験を積んでいざ独立しても年収100万円にも満たない収入の司法書士も多数います。

独立している司法書士の平均年収は600~650万円程になるので、勤務司法書士に比べると平均値で言うと高くなります。

司法書士のQ&A

司法書士ってどれぐらいいるの?

日本司法書士会連合会に登録している司法書士の数は、2015年4月1日時点で21,658人になります。行政書士の数が約4万5千人になるので、およそ半分ですね。

弁護士は都心部に集中していますが、司法書士は全国的に分布しているのが特徴です。

ダブル資格として有効なのは?

「社労士」や「宅建士」などの他の法律資格を取得していれば業務の幅は広がります。

司法書士の数が増えすぎて仕事が無くなっているって本当?

現在(2016年6月)、司法書士の会員数は22,013人です。

司法書士の数は年々増加しているので、競争が激化しているのは確かです。

更に、弁護士の数も増えており弁護士の仕事が出来ない弁護士が司法書士の仕事を奪っているという背景があるので、司法書士にとっては厳しい局面が続いている状況です。

ただ、そういった背景を見越しててか、司法書士試験の受験者数は減少傾向にあるので、今後、司法書士の需要が増えてくるかもしれません。

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